梅雨前線

しがないおたくのつぶやき

読書メーター年間まとめ〈2020年〉

2020年の読書メーター
読んだ本の数:176
読んだページ数:27683
ナイス数:391

やまない不幸の終わらせ方 (ビーボーイコミックスデラックス)やまない不幸の終わらせ方 (ビーボーイコミックスデラックス)感想
待ちに待った続編。叶えた恋を守るために行動してしっかり成果を上げるのが烏童兄らしさなんだけど、1人で完結しがちで不器用なところもまた愛おしいのよね…大好きです…。田舎特有の生きづらさがあるのは確かで、それでも無下にできない優しさは清竹くんのいいところなのよ….。ゆっくりでもいいから2人で、前をみて一緒に歩いていってほしい。うどみきのラブラブ加減と三城の底抜けの明るさに救われる。またこれで一区切りだろうけど、またいつか会いたいな。特典の洗濯物事情、「兄」と「弟」なところがでててめちゃくちゃ萌えました。最高。
読了日:12月10日 著者:緒川 千世
タケトコタトアオト (バンブー・コミックス REIJIN uno!)タケトコタトアオト (バンブー・コミックス REIJIN uno!)感想
序盤から子供を置いて去っていく元嫁にキレつつも、タケが優しくてまっすぐなお父さんだったので安心して読めました。美人なお母様が寛容で協力的な方だったのもよかった。この母にして子あり、という感じ。いくつになっても「頑張ったね、えらいね」って言われると涙してしまうよね。ほのぼの家族BLかと思いきや予想以上にえろが多くてびっくり、というかアオトのむっつりすけべ力が高すぎる。元ヤン受けちゃんはかわいいですねぇ。しかしたったひとコマではありますがヤンキー時代のタケが消化器持って煙草吸ってるのがめちゃくちゃツボでした。
読了日:12月09日 著者:akabeko
眠り男と恋男 (ビーボーイコミックスデラックス)眠り男と恋男 (ビーボーイコミックスデラックス)感想
甘く切なくキュンとする、そしてマニアックなプレイが揃い踏みで大満足な短編集。魅せるエロとはこういうことか。表題作がいちばん好きで、密かにロイスを思い続けるジュードがいじらしくてたまらない。ジュードは容姿も男らしく、元カレとの別れ方もこれまた色っぽくてかっこいいのに最中は甘えたな様子もあり、そのギャップも凄くかわいい。慌てて薬を届けにくる姿も愛おしくてそりゃロイスもメロメロになっちゃうよ。欲を言うと、もっと読みたかった…!BLCDの撮り下ろしエピソードがこれまた最高によかったので、漫画でもぜひ読みたいです。
読了日:12月09日 著者:座裏屋 蘭丸
リカー&シガレット (バーズコミックス リンクスコレクション)リカー&シガレット (バーズコミックス リンクスコレクション)感想
なぜもっと早く読まなかったのかと強く後悔しました。ひたすら甘くてえろくてジッタンバッタン。グレープフルーツの香りを漂わせるカミロのセクシーな表情と物腰柔らかな彼のテオに向ける秘めた情熱がまたずるい。自ら保守的だと言いつつも向けられた気持ちに真剣に向き合おうとする真っ直ぐなテオが好きだ。なんせカワイイ。最終的にえっちに積極的になってるところもカワイイよ…。異国情緒溢れる街が舞台だからか、良い意味でBLの「ファンタジー」度が強くてとても好きです。友人たちもいい人ばかりで、始終幸せな気持ちでいられた1冊でした。
読了日:12月09日 著者:座裏屋 蘭丸
よめちゃう指先 (バンブー・コミックス Qpa collection)よめちゃう指先 (バンブー・コミックス Qpa collection)
読了日:12月09日 著者:喃喃
恋をするなら二度目が上等2 (CHARA コミックス)恋をするなら二度目が上等2 (CHARA コミックス)
読了日:12月06日 著者:木下けい子
恋をするなら二度目が上等1 (CHARA コミックス)恋をするなら二度目が上等1 (CHARA コミックス)
読了日:12月06日 著者:木下けい子
無人島に持っていくなら (キャラコミックス)無人島に持っていくなら (キャラコミックス)感想
山田二丁目先生といえばコミカルでテンポの良い作風の印象があったため、ちょっと予想外でした。表題作は2人の歪な執着心にゾクゾクするも、正直あまり好みではなかった、かも…なかなか変態度の高い作品だよなぁ。後半の秘書×社長の話の方が好きだったな。ひたすら秋保LOVEな社長の執着心もなかなかのものだが、こちらのほうはなんだかかわいく見えてくる不思議。振り回され不憫な秋保が好きだよ。たぶん社長が離してくれないだろうけど、どうぞ末永くお幸せに。なんだかんだ秋保のほうが独占欲強かったりしてね、知らんけど。
読了日:12月06日 著者:山田2丁目
ただただ好きというだけで:BABY COMICS (BABYコミックス)ただただ好きというだけで:BABY COMICS (BABYコミックス)感想
見た目に反して純情な十時がとにかくかわいい。帯通りよく泣く彼だけど女々しくなくしっかりヤンキーなのも良い。なりゆきではじまったお付き合いだが、途中から吉澤くんの独占欲が見え隠れするのがよかった。好きな人と結ばれて、少しずつでも変わろうとする十時が健気で応援したくなる。クラスメイトと少しずつ打ち解けていたのも嬉しかった。話は王道だが程よいボリューム感でさらっと楽しく読める。このくらいのほうがなんだかんだリピート率は高いのだよなぁ。ぜひその後の2人も見てみたいです。
読了日:12月05日 著者:ときた ほのじ
百草の裏庭 (Canna Comics)百草の裏庭 (Canna Comics)
読了日:11月30日 著者:青井 秋
新庄くんと笹原くん2 (マーブルコミックス)新庄くんと笹原くん2 (マーブルコミックス)
読了日:11月30日 著者:腰乃
新庄くんと笹原くん1 (マーブルコミックス)新庄くんと笹原くん1 (マーブルコミックス)
読了日:11月30日 著者:腰乃
インサイドフルブルーム (バンブーコミックス Qpaコレクション)インサイドフルブルーム (バンブーコミックス Qpaコレクション)感想
読みづらさは確かにあるけど、詩のようなモノローグが2人の雰囲気にはあってて個人的にはとても好きでした。マイノリティである故の辛い過去を抱えて「傷の舐め合い」をする2人。このまま一生離れられない共依存のような関係になってほしい。本作で「好き」と伝えるに至らないのがまたいいなぁと。読んでいてゾクゾクした。カナが好きなので最初デリカシーなくテリトリーに踏み入ってくるケーゴに若干苦手意識を感じたが、結局カナから関わりにいってるし何も言えなくなってしまった。自分の性癖を絶妙につついてくる作品でした。続編ほしい…ッ!
読了日:11月30日 著者:久喜 わかめ
ノーダウトライラック (バンブー・コミックス Qpa collection)ノーダウトライラック (バンブー・コミックス Qpa collection)感想
スピンオフとはしらずこちらを先に読んでしまったので、ケゴカナの大事な告白をさらっと流してしまったのが一生の不覚。攻めの京介のことがかわいくてたまらなくて1回くらい擦れて別の男に抱かれてほしい欲が止まらないのは本当に申し訳なく思っています…でもかわいいからさ…むっつりで意外と泣き虫なところも…。あたるが「セックスすればわかる」と言うタイプだとは思わなかった。若干デリカシーに欠ける気がしなくもないが。絵が少女マンガ風でかわいらしいのにえろが濃くて激しくてびっくり。この先も応援したい作家さんです。
読了日:11月23日 著者:久喜わかめ
放っておいて春名さん (バンブーコミックス Qpaコレクション)放っておいて春名さん (バンブーコミックス Qpaコレクション)
読了日:11月20日 著者:あずみつな
Daisy Jealousy (ビーボーイコミックスデラックス)Daisy Jealousy (ビーボーイコミックスデラックス)感想
他作と比べてバイオレンスな描写がないぶん、特に三咲に共感する部分も多くて苦しかった。要の才能と実力への嫉妬、そこから生まれる自己嫌悪。ここまで丁寧に描写されると、もはやBLでなくてもよいな…と思わなくもない。好きを仕事にできて、そこに向かって努力できるのもひとつの才能だし、三咲のいいところだよ。要に人間関係のなかの不器用さがあるのはかわいくもあるが、三咲の立場になるとあまりに言葉が無神経すぎる…となってあまり好きになれなかった。読み応えはあるがトータルして個人的にはあまりハマらなかったな…といったところ。
読了日:11月13日 著者:おげれつ たなか
ヒツジにならせていただきます! (B.Pilz COMICS)ヒツジにならせていただきます! (B.Pilz COMICS)感想
年下ワンコのかわいい攻めは大好きだ〜!受けよりへろへろに喘がされてるシーン多いんじゃ?えっちなラブコメでさらっと読めるのはいいけど、眼鏡萌えしない且つエロロボットの開発者と被験者バイトという設定にツッコミどころ満載といった感じで、とてもキュンキュンする!という風でもなかった。あずみつな先生、かわいい絵柄でとてもえっちな表情を描かれるところは好きなのに、どれを読んでも自分と性癖のミスマッチを感じる。こればっかりは致し方なし…。とにかくひたすらかわいい攻めを堪能できるという意味では大満足な1冊。
読了日:11月13日 著者:あずみつな
誤算のハート (ビーボーイコミックスデラックス)誤算のハート (ビーボーイコミックスデラックス)
読了日:11月12日 著者:緒川 千世
終わらない不幸についての話 (ビーボーイコミックスデラックス)終わらない不幸についての話 (ビーボーイコミックスデラックス)感想
描き下ろしのために購入。既刊は何回読み返したことかわからない。見栄っ張りでめんどくさくて一途に清竹くんを思い続ける烏童兄が本当にいじらしくてかわいくて…長年の恋がちゃんと結ばれてよかった。清竹くん、いい男すぎんだもん。クリスマスにバイト中の彼氏をさらっと連れ出す清竹くんかっこよすぎんか…?ますます好きになってしまう。つきあいだしてからすぐ乙女の顔になるお兄ちゃんも好きだよ笑 本当に大好きなシリーズなので、こうやって新装版として刊行されて、この作品を手に取る機会が増えることは喜ばしいことだなと思います。
読了日:11月12日 著者:緒川 千世
ジェラシー(4) (ディアプラス・コミックス)ジェラシー(4) (ディアプラス・コミックス)
読了日:11月10日 著者:スカーレット・べリ子
ハイキュー!! 45 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 45 (ジャンプコミックス)
読了日:11月08日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 44 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 44 (ジャンプコミックス)
読了日:11月08日 著者:古舘 春一
弱虫ペダル SPARE BIKE 7 (7) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル SPARE BIKE 7 (7) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:11月06日 著者:渡辺航
ハイキュー!! 43 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 43 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 42 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 42 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 41 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 41 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 40 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 40 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 39 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 39 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 38 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 38 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 37 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 37 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 36 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 36 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 35 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 35 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 34 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 34 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 33 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 33 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
ハイキュー!! 32 (ジャンプコミックス)ハイキュー!! 32 (ジャンプコミックス)
読了日:11月06日 著者:古舘 春一
キレイなお兄さんは好きですか? (Charles Comics)キレイなお兄さんは好きですか? (Charles Comics)感想
キレイなお兄さんはそりゃ好きですよ…阿久津くんが最初に想像していたようなビッチのお兄さんではなかったけど気づいたら明石さんに食われていた図、おもしろすぎる。そこまでは大胆なことしてほとんど両思いなのに逃げてしまう明石さん、ちょっと不思議だ。半年後会いにいかなったら結ばれることもなかったんだもんね…?過去の恋愛を拗らせてる受けは大好きだけど、そのあたりの描写があっさりしてたのもあるのかな〜。でもこのくらいさらっと読めるのも良い。絵もかわいいし!描き下ろしの完全オフの明石さんがえっちでとても良いです。
読了日:11月02日 著者:末広マチ
残念だったな、運命だ! (B.Pilz COMICS)残念だったな、運命だ! (B.Pilz COMICS)
読了日:11月02日 著者:あずみつな
blanc #2 (EDGE COMIX)blanc #2 (EDGE COMIX)
読了日:10月28日 著者:中村明日美子
星とハリネズミ (マーブルコミックス)星とハリネズミ (マーブルコミックス)
読了日:10月28日 著者:那梧なゆた
バチカン奇跡調査官 王の中の王 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 王の中の王 (角川ホラー文庫)感想
予想外のほのぼの奇跡調査!ミッフィーちゃんエンドだとは思わなかったしこれに全部持っていかれた感。ロベルトから発せられる「ハローキティ」ツボすぎるでしょ。ここのところ壮大すぎる事件に巻き込まれっぱなしだったしこのくらいのローカルな(?)話も良いな。ガルドウネの気配が無いだけでこの安心感よ…。ロベルトの調査シーンが好きなので、ローレンとのやりとりも嬉しかった。今回も化学、歴史、美術と絡めて話が展開するわけだが、毎度毎度これを1冊書き上げるためのインプットの作業のほうが大変そうだな…と思わなくもない。
読了日:10月26日 著者:藤木 稟
ジェラシー(3) (ディアプラス・コミックス)ジェラシー(3) (ディアプラス・コミックス)
読了日:10月22日 著者:スカーレット・ベリ子
ジェラシー(2) (ディアプラス・コミックス)ジェラシー(2) (ディアプラス・コミックス)
読了日:10月22日 著者:スカーレット・ベリ子
ジェラシー(1) (ディアプラス・コミックス)ジェラシー(1) (ディアプラス・コミックス)
読了日:10月22日 著者:スカーレット・ベリ子
お試しデリバリーラヴァー (リキューレコミックス)お試しデリバリーラヴァー (リキューレコミックス)感想
保さん、初っ端から散々でかわいそうすぎる…来たのが詢くんでよかったね…。バイトの設定も倫理観もガバガバな気はしなくもないが、なんだかんだピュアでかわいい2人でした。受けが攻めをかわいいっていうのが好きです。ぽやっとしてそうで案外性欲の強い保さんのギャップに萌え。同時収録はマスターがいい人すぎるばかりに「なんでそんな男にひっかかっちゃったの!?」という気持ちでいっぱい。他にいい男いるって…悠馬がどうしても好きになれず、個人的にはあまり刺さらなかった。ちゃんとつきあいだしてからの2人は少し読んでみたいかも。
読了日:10月17日 著者:那梧なゆた
二代目! 地獄ブラザーズ (マーブルコミックス)二代目! 地獄ブラザーズ (マーブルコミックス)感想
そこそこの情報量で地獄の2代目たちのカップルが複数、これらをうまくまとめ上げる作者の手腕は流石。失恋から始まる平等と泰山の恋路がいちばん好き。唯一えろのなかった2人だが、つきあいだしたらここがいちばんえっちしてそう。異色の泰広と黒笠の2人も切ない。優しさはいちばんの強さだよ。また新たに出会いから始まる2人だから、その後をもっと読みたい。皆が魅力的で、それ故にオムニバスだからこその物足りなさがあるのは仕方のないところ。それぞれで1冊あってもいいくらいなのに!他の2代目たちの話も読んでみたい。
読了日:10月16日 著者:tacocasi
無邪気なわんこと猫かぶり (バンブーコミックス moment)無邪気なわんこと猫かぶり (バンブーコミックス moment)感想
「年下わんこ攻めに翻弄される美人受け」は大好物です…赤坂くんの健康的な若さと八木さんの程よいおじさん具合がたまらん。淡白そうな八木さんが意外とすけべなのがかわいい。年上なのにえっちのお誘いがスマートにできなかったことを後悔する八木さん本当にかわいい。好きです…。当て馬に見せかけて全然そんなことはない誠治くんもとてもいい味出してるし、後に10歳下の男に抱かれることになるなんて知らずに…とニヤニヤしながら読むのも楽しいです。私にしては珍しくスピンオフ元のほうが好きなシリーズ。これがデビュー作なんだから凄いな。
読了日:10月16日 著者:にやま
僕のおまわりさん 2 (バンブーコミックス moment)僕のおまわりさん 2 (バンブーコミックス moment)
読了日:10月16日 著者:にやま
僕のおまわりさん (バンブーコミックス moment)僕のおまわりさん (バンブーコミックス moment)
読了日:10月16日 著者:にやま
ライクアシュガー (eyesコミックス)ライクアシュガー (eyesコミックス)感想
3組ともそれぞれかわいくてお得な1冊。個人的には最後の彰太と篠崎先生が推し。年下ワンコ攻めはだ〜いすき。猫かぶり喫煙者の篠崎先生、チョロすぎて心配になってしまう。年下に迫られてタジタジな大人の図が大好物だし、彰太もかっこよさと年下のかわいさを兼ね備えたバランスの良い攻めで大変楽しめた。どれも王道でさらっと読めるのでありがたくもあり、それぞれで1冊ずつ読みたかったなという気持ちもあり…。しかしこの身内だけで3カップルもできてしまう商業BL特有の世間の狭さ、嫌いじゃないけどたまに面白くなってしまうのだよなぁ。
読了日:10月16日 著者:那梧 なゆた
ビターライクライト (eyesコミックス)ビターライクライト (eyesコミックス)感想
続編と知らずこちらを先に読んでしまった。前作より糖度マシマシでかつさらっと読める安心感。リピートするに丁度いい1冊。ちょっとやそっとじゃ動じない田口のいつもと違う顔がみたい森崎の気持ち、とてもわかる。なぜなら私も田口が好きだから!森崎が振り回しているように見えるが案外甘えたなのは田口のほうだよね。かわいいです。隣人永川くんはモブにしとくのもったいない、いい人だ。吉村としま先輩はもはや夫婦の域で、順調そうでなにより。ただ前作推しカプは彰太と篠崎先生だったのでここのお話も読みたかった…というのが正直な気持ち。
読了日:09月26日 著者:那梧 なゆた
ラブミー・ラブマイドッグ (MARBLE COMICS)ラブミー・ラブマイドッグ (MARBLE COMICS)感想
すぐ泣いちゃうのに意外と策士でしつこい愛ちゃん…かわいいわんこ攻めは大好きだ…おじさん受けも大好きだ…。案外押しに弱い秋彦さんも愛おしいな。過去の傷をかかえて、向けられた好意をのらりくらりと躱す秋彦さんを思うとちょっぴり切なく、でもそれ以降に愛ちゃんのどデカいラブに圧倒されて楽しく読めました。まだ試用期間みたいですが笑 スピンオフとは知らずに購入しましたが、弟カプも含めてよりラブラブな続編が読みたいな〜!
読了日:09月25日 著者:那梧なゆた
滅法矢鱈と弱気にキス① (マーブルコミックス)滅法矢鱈と弱気にキス① (マーブルコミックス)感想
オメガバースは正直もうお腹いっぱい…というところでであってしまった本作。まさか腰乃先生が…!新たな世界を体感できてとても楽しく読めました。男子高校生の横須賀くんに結婚を迫ったり巣材を掠めとって最終的に金の力で手に入れたりなかなかクレイジーな静ちゃん先生がどんどんかわいく見えてくる不思議。なんとしても幸せつかみとってくれー!お見合い会場で職員総出で応援されてる図がおもしろすぎる。横須賀くんの最後に見せた男らしさにキュンとした。いやいい子なんだよね…。今後の展開が楽しみです。最初から①ってついてる嬉しさよ。
読了日:09月25日 著者:腰乃
blanc #1【特装版】-Rings- (EDGE COMIX)blanc #1【特装版】-Rings- (EDGE COMIX)
読了日:09月25日 著者:中村明日美子
ふれてほしい、ほしくない。 (CHARA コミックス)ふれてほしい、ほしくない。 (CHARA コミックス)
読了日:09月23日 著者:大槻ミゥ
窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション (フラワーコミックスαスペシャル)窮鼠はチーズの夢を見る オールインワンエディション (フラワーコミックスαスペシャル)
読了日:09月04日 著者:水城せとな
リスタートはおなかをすかせて (Canna Comics)リスタートはおなかをすかせて (Canna Comics)
読了日:09月04日 著者:ココミ
リスタートはただいまのあとで (Canna Comics)リスタートはただいまのあとで (Canna Comics)
読了日:09月04日 著者:ココミ
言ノ葉ノ花(下) (ディアプラス・コミックス)言ノ葉ノ花(下) (ディアプラス・コミックス)
読了日:09月03日 著者:三池 ろむこ,砂原 糖子
言ノ葉ノ花(上) (ディアプラス・コミックス)言ノ葉ノ花(上) (ディアプラス・コミックス)
読了日:09月03日 著者:三池 ろむこ,砂原 糖子
ゆうづつは藍にとける (H&C Comics ihr HertZシリーズ)ゆうづつは藍にとける (H&C Comics ihr HertZシリーズ)
読了日:09月03日 著者:青井 秋
肩甲骨とワンピース (arca comics)肩甲骨とワンピース (arca comics)
読了日:08月30日 著者:涼子
いつか恋になるまで 下 (バンブーコミックス moment)いつか恋になるまで 下 (バンブーコミックス moment)
読了日:08月30日 著者:倉橋トモ
いつか恋になるまで 上 (バンブーコミックス moment)いつか恋になるまで 上 (バンブーコミックス moment)
読了日:08月30日 著者:倉橋トモ
家族になろうよ (バンブーコミックス moment)家族になろうよ (バンブーコミックス moment)
読了日:08月30日 著者:倉橋 トモ
かくしごとワンルーム (gateauコミックス)かくしごとワンルーム (gateauコミックス)感想
絵柄もかわいくて好きだし、恋愛拗らせ系受けは大好物なんですが、どこか惜しい…デビュー作ですもんね。もう少し胸がギュッとなるシーンが欲しかったなと個人的には思いました。既刊2冊がゆっくり恋が進んでいくものだったので、序盤からえろシーン多くて驚きました。最初は2人とも胸の内にドロドロしたものを抱えているような感じがしたが結局そんなこともなく、爽やかで読みやすかった。でもそのドロドロに振り切った話も読んでみたいな。名前も誕生日も血液型も全部知った後、名前で読んで欲しいとねだるメイがとてもかわいい。
読了日:08月28日 著者:円藤 エヌ
ひばりが鳴いたらつかまえて (フルールコミックス)ひばりが鳴いたらつかまえて (フルールコミックス)感想
大変な境遇からユキが卑屈になってしまう理由もわかるのだけど、もう少しイージーモードな人生送らせてあげたい。せめて高校卒業させてあげたいし行きたいなら大学にも行ってほしい。榎本くんかっこよくて本当にいい人だなって思うのに、疑うことなく大学まで進学したであろう彼のこと、ユキは羨ましくなって辛く思ったりしないかな。そのへんがずっと引っかかって純粋に楽しめなかったかも。初えっちまで時間がかかりそうな2人だし、最後までキス止まりなのもそれはそれで。三崎さんにもまた会いたいし、ラブラブな続編なんかあると嬉しいなぁ。
読了日:08月28日 著者:円藤 エヌ
俺と上司のかくしごと (GUSH COMICS)俺と上司のかくしごと (GUSH COMICS)
読了日:08月24日 著者:嘉島 ちあき
グッドバイライラック (H&C Comics CRAFT SERIES)グッドバイライラック (H&C Comics CRAFT SERIES)感想
教師と生徒のお話は最近自分の倫理観との戦いになり、あまりにガバガバだと好きになれないものも多いなか、ここまでしっかり線引きするのもそれはそれでしんどいな…と思った次第。やはりBLにほどよいファンタジーは大事かも。リベンジポルノ案件は普通に胸糞悪くてキツかった。絵柄も相まってじっくりゆっくり恋が進展していく様はとてもよいのだが、そう気軽に読み返せるものでもないな。そう思うのも作者の実力故でしょうが…デビュー作が好きなので、ゆき林檎先生の作品はオムニバスくらいがさらっと読めていいのかもしれない…。
読了日:08月24日 著者:ゆき林檎
デリバリーハグセラピー (ビボピーコミックス)デリバリーハグセラピー (ビボピーコミックス)感想
流されるままデリハグにハマっちゃうけど線を引くところは引いて、真面目で優しくて大人の余裕もあってかっこいい貴一さん。でもお風呂あがりにお花飛んでるのみたらかわいいが止まらない。すき〜ッ結婚してくれ…尚と…。貴一さんも面食いだけど尚もたいがい貴一さんの顔好きだよね?飄々としてる尚も好きだけど、それが崩れた瞬間の素の表情がとてもかわいいし、キュンとする。この先2人で過ごす時間が長くなればなるほど、尚のいろんな表情を貴一さんは見ることになるんだろうなぁ。あったかくてハッピーな1冊。疲れた時に読み返したい。
読了日:08月23日 著者:宮田 トヲル
ギヴン(6) (ディアプラス・コミックス)ギヴン(6) (ディアプラス・コミックス)感想
タケちゃんの彼女は上ノ山くんのお姉ちゃん…なんという世間の狭さよ。照れる春樹さんかわいい。今回のメインは柊と玄純。玄純の胸の内に渦巻くドロドロとしたものがあったことがおどろきで、あわよくば柊が汚される様を見てみたいと、私は思う。この2人、両思いなのわかってるのにどう転ぶのか全然想像がつかない。真冬が変に思い悩まないかが心配だ…というところで秋彦の登場。春樹と秋彦の関係を動かしたのが真冬と立夏であったように、高校生組を支えるのは大人組なのかな。それがギヴンの良さなんだと思う。今後の展開も楽しみにしています。
読了日:08月05日 著者:キヅ ナツキ
僕の中に君がいない (ダリアコミックス)僕の中に君がいない (ダリアコミックス)感想
記憶喪失もののよくある話、という感じは否めないけれど、ほどよい切なさはあれど重苦しさはなく、とても読みやすかった。なによりもまずタイトルが好き。記憶を取り戻すまでの壮司の気持ちを想像すると胸がキュッとなる。思い出してくれてよかった。2人して泣き虫なのもかわいくて良い。爽やかな見た目でかなりむっつりスケベな壮司くん、嫌いじゃないよ…。昴も変にうじうじしてなくて好きだな。かわいい絵柄でえろシーンの表情がとてもえっち。デビュー作から全て読んで、いつも最新が最高を更新してくるエヌ先生。次回作も楽しみにしてます!
読了日:07月25日 著者:円藤 エヌ
これで最後の恋にしたい (drap COMICS DX)これで最後の恋にしたい (drap COMICS DX)感想
表題作に惹かれて購入。伊吹さん、美人顔で喫煙者なの最高…情事ときの表情もエロくて最高…すきだ〜ッ!東間くんも、なんでもスマートにできそうなのにちょっと抜けてるのかわいい。かっこいいのにかわいい攻めは大好きだ。久しぶりにアタリ引いたな!と思ったけど、この2人で1冊ぶん読みたかったなという気持ちが強い。同時収録がそこまで刺さらなかったので余計にそう思ってしまう。続編出して欲しい、切実に。描き下ろしの、相手を甘やかしたい話はあれど、相手に甘えたい話って実はレアなのでは。ラブラブな2人が見れて幸せでした。
読了日:07月21日 著者:末広マチ
ヤキモチはきつね色 (eyesコミックス)ヤキモチはきつね色 (eyesコミックス)感想
マチ先生との出会いの1冊がこの作品でよかった!ケモ耳萌えはなかったはずが耳としっぽがこんなにかわいいなんて…ウブな秋葉がきつねのせいで豹変するそのギャップもいい。本人にしたら迷惑な話だろうけど笑 最終的に2人と1匹、いい関係に落ち着いてよかった!モヤモヤ考えることはあっても気持ちをまっすぐに言葉にできる秋葉が好きだな。ゆくりはつきあいだしてからが本領発揮、という感じがするので続編も!読みたい!!スピンオフもとても楽しみです。秋葉がえっちなことしてると途端に背徳感を感じるのはなぜだろう、顔が幼いからかな…。
読了日:07月21日 著者:末広 マチ
ぼくらのつづき (drap COMICS DX)ぼくらのつづき (drap COMICS DX)感想
アマミヤ先生の描く男子高校生はとても新鮮でした。田舎の商店街の空気感と絵柄がよく合っているし、日常のなかでゆっくり恋が進んでいく様が心地よい、甘酸っぱい青春BL。大好き。文句をいいつつもお店の手伝いをして周りがよく見えて気遣いのできる洋介くん、良い子すぎる。モテるだろうな…。柊はベタなツンデレでかわいい。ギャップにやられる洋介の気持ちもわかる。「子ども」だからこその葛藤や、縛られることもこの先きっとあるだろうが、2人手をとってずっと一緒にいてほしい。エロなしでもいいな…と思ったけど雑誌が雑誌だしな〜。
読了日:07月14日 著者:アマミヤ
サービスタイムが終わらない (キャラコミックス)サービスタイムが終わらない (キャラコミックス)感想
作者さんのとんでもキャラ設定が大好物なのですが、ラッキーすけべ体質持ちの受けとは…!南部くんがちょっと不憫でかわいそうだけど始終楽しんで読めました。実はすけべで全然紳士じゃない吾野さんも好き。「南部きゅん」じゃないよ!笑 都合よく服の中に落ちてくるヤモリに死ぬほど笑いました。序盤から互いにベタ惚れ過ぎてずっとハッピー。えろもかわいいし。正直深く考えたら負けというか、このくらいライトに楽しめるもののほうが実際何度も読み返したりするんだよね…。山田2丁目先生の良さはそういうところなんだと思います。大好きです。
読了日:07月09日 著者:山田2丁目
ダーリン、いいかげんにしやがれ (gateauコミックス)ダーリン、いいかげんにしやがれ (gateauコミックス)感想
田舎が舞台になるとつい身構えてしまうのだが、優しい世界でよかった〜大変なのはたぶんこれからだろうけど。なんてことない日常のなかで淡々と物語が進んでいくので、設定を活かしきれないまま終えてしまった感は否めないが、絵もかわいくてさらっと読めるしこれはこれで。トータルして、可もなく不可もなくといったところ。どちらかというと灰慈みたいなタイプが受けのほうが好みなので逆でもよかったな…こころのピュアさはかわいいが、なんやかんや主導権握っててほしい。リバは得意ではないけどこの2人はちょっとありかもしれない。
読了日:07月09日 著者:鈴丸 みんた
ゴールデンスパークル (eyesコミックス)ゴールデンスパークル (eyesコミックス)感想
みんた先生の描く男子高校生だいすき〜!ただ、ピュアなのはかわいいけどここまで何も知らないのは流石にちょっとやりすぎ感が否めないような…。無知なピュアさより真っ直ぐで素直なことばを話す純粋さが日葵のかわいくてかっこいいところ。学生だからこその人間関係の煩わしさが苦しくもあり、2人の出会いに運命じみたものを感じる。あと一歩をなかなか踏み出せない楽と、簡単に飛び越えてしまう日葵。楽が卑屈になってしまう理由もわかるが、相手が日葵でなければより拗れていたかもしれないな。そのへんが楽の危うくてかわいいところだけど。
読了日:07月09日 著者:鈴丸 みんた
キューピッドに落雷 追撃 (マーブルコミックス)キューピッドに落雷 追撃 (マーブルコミックス)
読了日:07月08日 著者:鈴丸みんた
キューピッドに落雷 (マーブルコミックス)キューピッドに落雷 (マーブルコミックス)
読了日:07月08日 著者:鈴丸みんた
I HATE (マーブルコミックス)I HATE (マーブルコミックス)
読了日:07月07日 著者:ナツメカズキ
MODS (マーブルコミックス)MODS (マーブルコミックス)
読了日:07月07日 著者:ナツメカズキ
NIGHTS BEFORE NIGHT (マーブルコミックス)NIGHTS BEFORE NIGHT (マーブルコミックス)
読了日:07月07日 著者:ナツメカズキ
バイ・マイ・サイド (マーブルコミックス)バイ・マイ・サイド (マーブルコミックス)
読了日:07月07日 著者:ナツメカズキ
ジャッカス! (ディアプラス・コミックス)ジャッカス! (ディアプラス・コミックス)感想
新たな性癖を開拓されてしまう1冊。私にはパンスト萌などなかった…なかったはずだ…。啓介の目つきの悪さと美人顔の正行くんの対比もいい。そういうの好き。サブカプの克巳と荒牧先生も良いしなにより三好くんが気になってしまい…結果めちゃくちゃいい子でかわいくて、本当に全キャラクターが魅力的なのでこの1冊だけで完結してしまうのがもったいない。「ジェラシー」でもそうだが、正行ら含め現実にこんなやつ居てたまるか!と思うのに、最終的にとても人間臭い物語になるのがこの作者の魅力なのだろうなぁ。著作のなかでいちばん好きです。
読了日:07月02日 著者:スカーレット・ベリ子
四代目・大和辰之 (ディアプラス・コミックス)四代目・大和辰之 (ディアプラス・コミックス)感想
ヤ〇ザにあれこれ言っても仕方ないだろうが胸糞案件の多さに心が死にそうになるも、男らしく常に主導権を握り続ける辰之の懐の深さに救われる。彼自身がそう悲観的ではないので櫓木さんとのあれこれも読めるけど、結局櫓木さんが何をしたかったのかよくわからない。麗華ちゃんが唯一の癒し。望のふりきった執着心は気持ちいいくらいあるし、2人とももっとズブズブに依存していけ〜。絵はお上手だしエロも濃いけどくどくない、とてもいい塩梅でそのへんはさすがベリ子先生。とはいえファンブック買うには迷うな…という微妙なライン。
読了日:07月02日 著者:スカーレット・ベリ子
みのりの手 (ディアプラス・コミックス)みのりの手 (ディアプラス・コミックス)感想
ベリ子先生お得意の綺麗な顔の攻めと男前な受けがたっぷり堪能できる1冊。かなり読み応えはある。体のラインが美しくてえろが濃い。1話辰之とのエピソードでの余裕の表情から一変、壮太を前に素の表情を見せる稔先生の人間臭さがだんだんと魅力的に思えてくるのがよかった。辰之は結果あんだけ失恋引きずってるのにこのお話だと軽いジョグ程度に見えてしまうのは気の毒だけども。同時収録もかわいかった!外でしたけど!(見た目)おじさん受け。ヤ〇ザ絡んでこないほうが人間関係がスッキリしてて読みやすいのでこういった話をもっと読みたいな。
読了日:07月02日 著者:スカーレット・ベリ子
鬼と天国 下 (バンブーコミックス Qpaコレクション)鬼と天国 下 (バンブーコミックス Qpaコレクション)
読了日:07月01日 著者:お吉川 京子,阿賀 直己
鬼と天国 上 (バンブーコミックス Qpaコレクション)鬼と天国 上 (バンブーコミックス Qpaコレクション)
読了日:07月01日 著者:お吉川 京子,阿賀 直己
雛鳥は汐風にまどろむ (CHARA コミックス)雛鳥は汐風にまどろむ (CHARA コミックス)感想
誰かのものしか好きになれない陵が、歩と共にあることを決意した勇一に出会えたことがとても運命的でドラマチック。陵も勇一と歩の境遇もそれぞれ重く苦しく作品に影を落としており、なかなか気軽に読み返せない要因でもあるのだが、ふとしたときにじっくり最初から読みたくなる時がある。明るくて真面目な勇一の好青年っぷりがいい。夜のオーラを纏った陵に流されがちなところもかわいい。子育てBL(?)は子どもの立ち位置が難しいところだが、本作は歩がいなければ結ばれることのなかった2人で、そんな些細な歪みがオツな作品だなと思います。
読了日:06月30日 著者:南月ゆう
セックスドロップ (G-Lish Comics)セックスドロップ (G-Lish Comics)感想
貞操概念ゆるゆるの黄海くんがちょっと心配だったけど鎮もなかなかの性癖の持ち主だったのがよかった。でもなんでだろう、作者さんの他の作品もそうだったけど、絶妙な「これじゃない」感…惜しいんだよな…。可愛らしい絵柄のわりにエロシーンが濃くてそのギャップがいいのかも…?なんだかんだいいつつおねだりされると秒で指輪買ってあげちゃう鎮のゲロ甘なかんじ、よかったな。つきあってからの2人をもっと読みたいなぁと思いました。あぶなっかしい黄海くんがふらふらしないようしっかりリード握っときなね!
読了日:06月29日 著者:しっけ
4月の東京は・・・ 下 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)4月の東京は・・・ 下 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)
読了日:06月29日 著者:ハル
4月の東京は・・・上 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)4月の東京は・・・上 (H&C Comics ihr HertZシリーズ)
読了日:06月29日 著者:ハル
ネオンサイン・アンバー (ディアプラス・コミックス)ネオンサイン・アンバー (ディアプラス・コミックス)感想
チャラ男受けは好きなのにおげれつ作品はチャラさのベクトルがちょっと違うなぁとずっと感じていたのですが、良いものを読ませて頂きました。とってもよかった…!サヤちゃんも勇介もどちらも好きだった。本来の自分を隠してきたサヤちゃんが今度は幸せな恋を手にできたのが嬉しいし、その相手が勇介なのがまた、本当によかったなぁ。勇介の誠実さとかそれでいて真面目すぎないところも好きです。この先も2人で幸せな恋にしてね。他の作品に比べて、感情の昂りはあれど激しいエネルギーのやりとりが少なく、表紙の派手さのわりに読みやすい印象。
読了日:06月29日 著者:おげれつ たなか
いちか、ばちか (B's-LOVEY COMICS)いちか、ばちか (B's-LOVEY COMICS)感想
お、丘くん…そんな流れに身を任せすぎて大丈夫か…心配になってしまう…。丘くんもマオもまぁ結局両思いでなんとかなったから良いものの、そんな簡単にえっちなことしちゃって良いの…?と思ってしまった。こんなこと商業BLの世界でいちいちつっこんでちゃ負けなんだけど。最後に門井くんがマオのことを「でかい赤ちゃん」と言ってたのがなかなか的を射てるというか、正直マオへの苦手意識が最後まで拭えなかった。門井くんと蓮元くんの馴れ初めなんかも知りたかったな〜。作者さんのこの可愛らしい絵柄でゴリゴリに切ないの、読んでみたいな。
読了日:06月29日 著者:しっけ
バチカン奇跡調査官 アダムの誘惑 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 アダムの誘惑 (角川ホラー文庫)感想
これ以上ビルが不憫な目にあうのは嫌だよ…エリザベートとの結婚も割り切ってしまえば楽になれそうなのに、そうなれないのがビルの良さでもあるけど、これ以上彼が思い悩まずにすむ方法があればいいな。ローレンと平賀のやりとりが懐かしく、嬉しかった。嘘がつけない平賀も愛おしい。もちろんフィクションではあるけれど、フェロモンだなんて突拍子もない話でもガルドウネのような技術力を持った組織が現実世界にいないことも言いきれず、ひたすらに怖い。ガルドウネとの戦いはここからさらに本格化していくのだろうか。ゾクゾクするけど楽しみだ。
読了日:06月28日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 天使と堕天使の交差点 (角川ホラー文庫)感想
キャラクターの新たな一面を垣間見ることのできる短編集は読んでいて楽しい。ルッジェリが関わると途端に人間らしさが出るジュリア様、良いな…会話はとても物騒だけど。平賀ではなくまずロベルトに電話をかけるシン博士がかわいい…友人だものね…!生き物を助けるのは正直キリがないし、でもそれがシン博士の生き方であり信仰のかたちであるならば何も言えないなぁ。マスカレードがとてもおもしろかった。ビルにこれ以上不憫な目にあってほしくはないけど、エリザベートとの関係性はとても好きだな。4話とも濃くて大満足の1冊でした。
読了日:06月27日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 ジェヴォーダンの鐘 (角川ホラー文庫)感想
もともと広く知識と教養があるのに、禁忌文書の解読に度重なる奇跡調査で知り得たことがありすぎる気がして、最近はロベルトに身の危険が及ばないかとハラハラしてしまう。ただでさえ死にかけることが多いのに!内に渦巻く知への情熱を話さずにはいられない、でもそんな時でも聞き手の平賀への配慮を忘れないロベルトが大好きだ。顔洗って手洗って危険なことはするな…世話の焼き方が相棒の域を超えてもはや母親レベル。ロベルトが聴き込みで互いに見覚えがある、となった女性とは結局なにもなかったのだっけ?これから何も起きないといいけどなぁ。
読了日:06月27日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 二十七頭の象 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 二十七頭の象 (角川ホラー文庫)感想
奇跡調査こそあれど、今回は平賀とロベルトの出番がごく僅かというレアな回でした。そのぶんアメデオとフィオナのコンビを堪能できておもしろかった。これまで短編のみの登場だった2人が、平賀やロベルトに直前関わってくるとは思わなかったな。ローレンについてはまだ謎ばかりですが…。メディアもSNSも、そして情報に触れる私たちの意識も、誰かの手によって簡単に操られてしまう。感情は伝染する。本書のバチカンだけでの話ではなく、私たちのすぐ側で起こり得ること、今起きていることだと実感する自分がいることが恐ろしく、また悲しい。
読了日:06月27日 著者:藤木 稟
はだける怪物(下) (ディアプラス・コミックス)はだける怪物(下) (ディアプラス・コミックス)感想
秀那と弓の偶然の出会いを経て、弓との過去に区切りをつけることができてよかった。かつて手をとってはならないと理解しながら離れることのできなかった公園で、隣で支えてくれる秀那の存在を自ら選択できたこと、林田さんにとっての大きな一歩であったと思う。秀那も葛藤のなか、言葉にすべきところはするのが彼のいいところ。忘れてはならない記憶が、アルバムのなかで忘れることのない記録に変わっていく。そんな柔らかい物語の終わりが美しかった。これからも秀那と2人、時には喧嘩もしながら幸せな思い出をアルバムに残していけますように。
読了日:06月24日 著者:おげれつ たなか
はだける怪物 (上) 小冊子付特装版 (ディアプラス・コミックス)はだける怪物 (上) 小冊子付特装版 (ディアプラス・コミックス)感想
林田さんが元DV男という設定もあり、前作でもバイオレンスな表現が苦手でこちらを手に取るまでに少し時間がかかってしまった。はやく読めばよかったなという後悔。初めて恋に振り回される秀那と、誰よりも寂しがりなのに1人でいようとする林田さん。つきあいはじめて林田さんに笑顔が増えたのは嬉しいけれど、弓のことを含めまだまだ障壁は多そう。2人してすけべに積極的なもんだからいちいちエロが濃い。遠距離もなるべく前向きにがんばろうとする姿も愛しい。暴力は絶対に許されないことだが、彼がそこに至る経緯があまりに辛くて悲しい。
読了日:06月24日 著者:おげれつ たなか
バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件 (角川ホラー文庫)感想
アクション映画のような内容だったけれどビルとミシェルのコンビ、いいな〜!本人的にはやや不満かもしれないけれど、ビルにはなるべく平穏無事に毎日過ごしてほしいよ…。独房の探偵の3人も好きだな。フィオナも謎だしアメデオがローレンに軽くあしらわれてるのは少し気の毒ではあるけど、読んでいて楽しい。マギー博士の人間らしい部分を垣間見ることができたのも嬉しかった。料理に苦戦する博士がかわいい。まぁでも一番萌えたのはパジャマにガウン姿で平賀を自宅に迎え入れるロベルトかな!平賀の空気の読めなさも通常運転で愛おしかったです。
読了日:06月22日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 楽園の十字架 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 楽園の十字架 (角川ホラー文庫)感想
2人が過労死するんじゃないかと勝手に心配していたところでの1週間の休暇命令で、よかった!と思ったのもつかの間…ガルドウネに関わってしまった時点で、もう難しいことなのかもしれないけれど…。ただ平穏に2人がゆっくり休暇を楽しめる日があるといいな。観光やマジック、料理ひとつとってもそれを平賀と「純粋に楽しむ」ことを半ば諦めてるロベルトが、伊達にパートナーやってないなという感じでとても好きでした。多少気の毒ではあるけど笑 ジュリア様の上司をお目にかかれるとは!彼の前で感情的になるジュリア様の意外な姿を知れて満足。
読了日:06月22日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官  ソロモンの末裔 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 ソロモンの末裔 (角川ホラー文庫)感想
まさかこんな超絶サバイバル録を目にすることになるなんて。平賀もロベルトも生死を彷徨う機会が多すぎる…死を覚悟した時のロベルトのまっすぐな告白がイタリア人の彼らしく、またその言葉に涙ぐむ平賀も愛おしくてならなかった。どの巻でも平賀がロベルトを褒めるシーン、好きだなぁ。巻を追うごとにバチカンにまとわりつく薄暗い気配が濃くなっていくのを感じ、ジュリア様の手のひらの上でいったい何人もの人が踊らされているのだろう。ローレンの思惑もわからないけれど、平賀と彼がまた向かい合って話ができる日がはやく来てほしいなと思う。
読了日:06月22日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官  悪魔達の宴 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 悪魔達の宴 (角川ホラー文庫)感想
マギー神父、また貴方に出会える日が来るなんて〜!カルト集団、ナチスの野望、きっと気づかぬうちに捕らえられてしまうものなのだろうから恐ろしくてたまらない。手術で人体から切り離された悪魔を飼育しはじめる平賀の変人っぷりに磨きがかかっていた、おもしろすぎる…笑 そんな彼を相棒に据えて、たくさんの人の間をうまく取り持ち繋いでいくロベルトのコミュ力がすごいなと改めて。エクソシストとしての道を歩き始めた彼の今後の活躍も楽しみです。進んで世話を焼くくせにリフォームされた平賀宅に辛辣なロベルト、そういうところも好きだよ。
読了日:06月22日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官  独房の探偵 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 独房の探偵 (角川ホラー文庫)感想
アニメの最終話、良太くんの話をうまくロベルトの過去と混ぜてまとめたんだと想像していたが、もともとそんな話だったのか。これでますますロベルトの(平賀への)信仰心が厚くなりそうな気が…科学的には証明できない、でも運命じみたものは確かにあるし、大好きな話でした。魔女のスープも読んでて楽しかった!かつてのローレンの姿を見て、平賀との出会いを通じて彼が感じたものがきっとあるはずだとそう思った。いまどこでなにをしているだろう。ジュリア様も不思議な人だ。心に「悪」しか存在しない人なんて、やっぱりいないと思うんだよなぁ。
読了日:06月22日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 原罪無き使徒達 (角川ホラー文庫)感想
舞台は日本!慣れない日本文化に戸惑うロベルトが新鮮でかわいかった…最近話せない言葉はないふうだった彼が久しぶりに通訳を通して会話しているのも愛おしかった。自身の命を顧みず誰かを守ろうとするロベルトと、それを許さない平賀の思いに胸が熱くなった。自分を卑下するような考え方は、時に自分を愛してくれている人を傷つけてしまうことがあること。それにロベルトが気づけた時、彼はまた一段と強い気持ちで祈りを捧げるのだろうと思う。2巻でもそうだけど、ロベルトのことで平賀がすごく感情的になるところ、好きだなぁ。
読了日:06月19日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官月を呑む氷狼 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官月を呑む氷狼 (角川ホラー文庫)感想
頭からビルが不憫でならず、胸が痛い…ロベルトに胸の内を告白してから少し生き生きとした様子がうかがえてほっとしました。シン博士の過去とローレンへの執着の理由もわかり、超人的な彼もまた人間なのだと再確認させられました。ローレン、いったいどこにいるの。シリーズを通して何度も自分の信仰心や暗やみから手を伸ばしてくる者と向かい合うロベルトがいっそう強く見えた今作でした。すきだ…。サウロ大司教も言ってたけどあんまり無茶しないでね、彼が常に優しい光のなかで穏やかに過ごせることを願っています。
読了日:06月19日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官    終末の聖母 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 終末の聖母 (角川ホラー文庫)感想
ローレン不在の奇跡調査で寂しくもあったが、シン博士も魅力的な人でした。ローレン探しは次回かな? 古代文明やら知識があまりになく、文系脳の私には終盤平賀が嬉々として喋っていたことがまったく頭に入ってこず…というか、けっこう読み飛ばしてしまった。調査の上で互いに知識を補い合う2人だけれど、得意分野関係なく平賀もロベルトも知識量が半端じゃないな…だから対等に会話ができるしパートナーなんだろうけど。毎度思うことだけれど、1冊書き上げるのに膨大な資料が必要なんだろうなと思わざるを得ない。この先も楽しみです。
読了日:06月19日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 天使と悪魔のゲーム (角川ホラー文庫)感想
キャラクターの魅力を深堀りする短編集。本編より気楽に楽しんで読めました。ロベルトの過去や表題作の天使と悪魔のゲームはアニメでの知識があったのだが、まさかサウロ大司教に泣かされるなんて。どんな奇跡もあらゆる手で事象を探るのに、悪魔祓いは存在する前提で話が進んでいくところがこのシリーズらしくて良いなぁと思います。ジュリア様の新たな一面を除けたのもおもしろかった。ロベルトが平賀を溺愛する理由もわかるというか、こんな運命的な出会いをしてしまったら信仰心も厚くなるってもんです(誰へのとは言わない)。
読了日:06月19日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 ラプラスの悪魔 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 ラプラスの悪魔 (角川ホラー文庫)感想
少しずつ謎が解かれていく展開にわくわくしたけれど、科学的な話はどうも受けつけないらしい。わから〜ん!技術は生活を豊かにするけれど、理解の及ばぬレベルになるとそれはもう私にとって凶器でしかない。最後の最後で今後の展開に関わるだろうことがいくつも出てきて軽くパニックだ…。ガルドウネがどんどん力をつけていくのがわかって身震いする。ロベルトとジュリア様のやりとりはゾクゾクした、また見たいな。導入からビルのことが大好きになった1冊でもあったので、この先もどうか安全に仕事ができますようにと祈らざるを得ない。
読了日:06月18日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 血と薔薇と十字架 (角川ホラー文庫)感想
魔女の次は吸血鬼か〜!今回は少し毛色の違う、奇跡調査からは外れた話でしたが楽しんで読めました。しかし外国が舞台だとカタカナの名前ばっかりで覚えられないのが困ったところ…。なんでもかんでもこの世界を科学的に説明できるわけじゃない、と自分自身そう考えるので、それもあって私はロベルトが好きなんだと思う。我々の知らない世界で生きる者の存在をどこかで認めるからこそ、平賀も奇跡を追いかけていくのだろうし。知らない方がいいこともあるかもしれないしね。最後の最後でジュリア様のお姿も拝見できて今後もますます楽しみです。
読了日:06月17日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 千年王国のしらべ (角川ホラー文庫)感想
これまでになくファンタジー色が強く、またなんだかスッキリしない終わり方にモヤモヤしつつも、2人もそんな気持ちだと思うと何も言えなくなってしまう。ますます「なんでもあり」感が増してきたけど、平賀とロベルトの互いに向ける思いだけは揺らがないようなのでそれでいいか〜!ってかんじ。何もかも信じられなくなってしまいそうな出来事の後に、相方の存在だけは確かだというのがなんとも罪深い。トリックがトリックなだけに科学的な調査も文献からの歩み寄りも上手くいかないのがもどかしかった。今後もこのテイストの話があるんだろうか…。
読了日:06月17日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 闇の黄金 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 闇の黄金 (角川ホラー文庫)感想
洗脳と支配の歴史が今もどこかで繰り返されているのかもしれない、そう思うと怖くなった。ジュリア様、キャラクターとして「敵」ではあるのだけどとても魅力的な人に変わりはないのでどうか陳腐な悪役にだけはなってくれるな。ロベルトの主より平賀を信仰してそうなところ、嫌いじゃないよ…仮に平賀がガルドウネに入ると言ったら彼も着いていくんだろうなとか思ったり。首切りと頭に着かなくとも道化師のモチーフだけで充分不気味だよなぁ。ここまではアニメで見たところだったので、4巻以降の展開が楽しみです。
読了日:06月17日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 サタンの裁き (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 サタンの裁き (角川ホラー文庫)感想
ロベルトが好きだ。信仰心を持って主に祈る姿も、一方でその信仰心が揺らぎかねない思考や知に触れる自覚があるところも、清い心だけではいられない人間そのもので愛おしくなる。黒魔術の分野を信仰心が行き過ぎた結果だとするところもすきだ。内なる悪魔との戦いはこれからも続くだろうけど、どうか未来が明るいものでありますように。平賀はロベルトといると生活面でグズグズになりそうだけど、精神的に平賀を必要としているのはロベルトだろうし、依存の差がおそろしいな笑 ジュリア司祭とも長いお付き合いになりそうなので今後も楽しみです。
読了日:06月17日 著者:藤木 稟
バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)バチカン奇跡調査官 黒の学院 (角川ホラー文庫)感想
アニメ放送当時に単行本で読了済みだがこちらで再読。改めて、アニメでいかにコンパクトにまとめられていたか…制作陣の手腕に完敗です。流石。平賀が超人すぎるためか、ロベルトの人間臭さが愛おしくてたまらない。すきだ〜!たとえフィクションであったとしても、本作に関わらず「ナチス」のワードが出てくると途端に怖くなる。かなりエンタメ性の強い話ではあるけど、ホラー文庫なのもわかるというか。今回は最初から最後まで平賀無双といった感じだったので、はやく2巻のロベルトの活躍を拝みたいところです。
読了日:06月17日 著者:藤木 稟
天然理科少年天然理科少年感想
梓と賢彦の硝子の笛の話を聞いた時、岬はどういう気持ちだっただろう。いくら父と共に各地を転々として大人びた考えをするからといって、ほんの数日で「特別」を感じた人が、ひとつの瓶からつくられた2つの笛で繋がっていたこと。岬の名前の由来も。それは結局父の記憶であったけれど、なんともやるせない気持ちになった。岬にもこの先どこかの街でまた特別な出会いが待っているかもしれないのに、それを別れを恐れる父の身勝手で阻んでしまっているのが腹立たしくもあり、けれど父と子のやりとりを見ていると梓を憎みきれない。ずるいなぁ。
読了日:06月16日 著者:長野 まゆみ
新学期新学期感想
再読。このブロマンス的な、甘酸っぱい少年たちの三つ巴の関係に、結局は虜になってしまうんですよね。生まれてからずっと一緒に過ごしてきた椋と密の間に入れずにいる時、兄の朋彦に素直になれない時の、史生の気持ちがわかりすぎるくらいわかって個人的にいたたまれなさもありつつ、彼のいじらしさがたまらなくかわいい。厳しくも優しい朋彦に、私だって「僕だけの兄になって」って言いたいよ。舞台は日本だけど、美少年世界には定番の長野まゆみ的「パブリックスクール」ものといったかんじ。読む度にキュンとして、優しい気持ちになれる1冊。
読了日:06月01日 著者:長野 まゆみ
超少年―Super Petit‐Prince超少年―Super Petit‐Prince感想
再読。言葉も複雑で作者らしい難解なSFだけれど、以前読んだ時よりも世界観に酔いしれ、楽しむことができたと思う。β、γを思うと少し気の毒ではあれど、王子とαの「幸せ」を見届けられてよかった。性的でグロテスクなシーンも言葉巧みに、それこそ両性具有的な境界線の曖昧な表現で惚れ惚れする。たまらないなぁ。文章から想像される行為はえげつなくても、キラキラとした植物の幻想的なイメージばかりが浮かんでくるから不思議だ。カイトが美味しいとこ全部持ってったな…まったくずるいお兄ちゃんだ、ヘテロインセストの趣味はないってさ!
読了日:05月30日 著者:長野 まゆみ
夏期休暇 (長野まゆみEarly Works少年万華鏡)夏期休暇 (長野まゆみEarly Works少年万華鏡)感想
久しぶりに再読。千波矢の怒りや嫉妬、葵の戸惑いも、波の音、磯の香り、隠れ処も全て、読了後には幻のように思えてくる。千波矢はアオイに会えたかな。再び帽子を持って現れる彼はどちらのアオイなんだろうね。帽子が千波矢のもとへ戻ったとき、2人のアオイの姿がまたぼんやりとした記憶のなかに消えていってしまうのではないかと勝手に寂しくなった。少年2人の世界に女性が入り込んでしまうとそれだけでいやらしくなってしまって、同性であるのに嫌悪感を覚える。作者の意図的な描写もきっとあるのだろうけど。装幀も凝ってて、大好きな1冊。
読了日:05月30日 著者:長野 まゆみ
ハートの隠れ家(4) (ディアプラス・コミックス)ハートの隠れ家(4) (ディアプラス・コミックス)感想
なんだかずっと市丸くんが気の毒だ…わかりやすく当て馬だけど彼のやり場のない怒りもわかるし、悪い人ではないからなぁ…幸せになっておくれよ…。泉さんもハルトのこととなると盲目だしな。モモ、やっぱり寂しがりなんじゃん、かわいいね。そんなモモのことはすべてお見通しなジンも流石というか。思い出のつまった長屋とはさよならしなくてはならなかったけど、また新しい環境で気の置けない仲間とずっと暮らしていけるというのが、とにかく羨ましくて仕方ない。ほっこり大団円の最終巻でした。
読了日:05月28日 著者:夏目 イサク
ハートの隠れ家 (3) (ディアプラス・コミックス)ハートの隠れ家 (3) (ディアプラス・コミックス)感想
勢い余って(?)ベッドを壊すジンモモ、愛おしいな…。少しだけ素直になったモモも、長屋住人の視線にいたたまれなくなるモモも、ヤキモチやくモモも、みんなかわいい。誰よりも年上だからあまり表にでてこないのかもしれないけど、たぶんけっこう寂しがりなんだろな…。彼氏モード全開のジンもかっこよくてずるい。今回は泉さんとハルトのラブラブ生活にちょっとした影が…にしたって泉さんのデレデレ具合に胸焼けしそうだ。過保護すぎるし。最後の市丸くんにデジャヴを感じつつ、次巻に続く。
読了日:05月28日 著者:夏目 イサク
ハートの隠れ家 (2) (ディアプラス・コミックス)ハートの隠れ家 (2) (ディアプラス・コミックス)感想
ジンモモ編!最初の煮え切らない2人の関係と、対照的にラブラブパワー全開の泉さんとハルトが眩しい。しかしジンのわかりやすいモモへの気持ちを軽く超えていくような、特大の矢印がモモからジンへ向けられていたことにぎゅんときた。モモってばはやく素直になりなよ〜ともだもだするけど、過去の出来事に加えてたとえばモモのほうがジンより歳上だったりとかそんな些細なことが積もり積もって不安になって、気持ちを口にだせなかったりするんだろうなぁなんて。ちょっと共依存みがあってよかったです。えっちも次はうまくいくといいねぇ。
読了日:05月28日 著者:夏目 イサク
ハートの隠れ家 (1) (ディアプラス・コミックス)ハートの隠れ家 (1) (ディアプラス・コミックス)感想
ハルトの天然?不思議ちゃん?具合がすごすて戸惑うけど、純粋でまっすぐな好きの気持ちがかわいくて、そりゃ泉さんもすきになっちゃいますよ。泉さんめちゃくちゃいい人だよなぁ、いい人すぎて心配になるよ。でもあとがきの泉さんのほうがさらに天然説、わかるな…。突然方言でてくるのもすき。自分の喋る言葉に近いものが文字になると途端に違和感。笑 寝起きにGと遭遇するのは勘弁だけど、毎日大勢で食卓を囲んだり、悩みを相談したりされたり、社会人ひとり暮らしでそういう場と巡り会えた泉さんが少し羨ましい。ジンモモ編も楽しみ!
読了日:05月28日 著者:夏目 イサク
さよなら恋人、またきて友だち〜宮内ユキについて〜2 (THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS)さよなら恋人、またきて友だち〜宮内ユキについて〜2 (THE OMEGAVERSE PROJECT COMICS)
読了日:05月27日 著者:yoha
不死身の命日 (eyesコミックス)不死身の命日 (eyesコミックス)感想
もっとギャグに振り切ってるのかと思ったけどそうでもなかった…スーパー攻め様であるための条件を兼ね備えている冬真さんのどこまでもまっすぐな気持ちが愛おしくて、照れた顔がまたかわいい。アナタどう足掻いても受けですよ。フジミも見た目がかわいらしいし、最後まで抱くか抱かれるかハッキリしないところもあって、なんだか百合感の強いBLでした。そう深く追求せずともよい部分ではあるだろうが、フジミの掴みどころのなさが個人的にあまりハマらなかったかも。かきおろしのフジミが攻めの顔をしてたのは、人間っぽくてとても好きでした。
読了日:05月27日 著者:虫歯
ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 5 (BLADEコミックス)ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 5 (BLADEコミックス)
読了日:05月27日 著者:仁藤すばる
ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 4 (BLADEコミックス)ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 4 (BLADEコミックス)
読了日:05月27日 著者:仁藤すばる
ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 3 (BLADEコミックス)ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 3 (BLADEコミックス)
読了日:05月27日 著者:仁藤すばる
ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 2 (BLADEコミックス)ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 2 (BLADEコミックス)
読了日:05月27日 著者:仁藤すばる
ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 1 (BLADEコミックス)ジョーカー・ゲーム THE ANIMATION 1 (BLADEコミックス)
読了日:05月27日 著者:仁藤すばる
ラスト・ワルツラスト・ワルツ感想
待ちに待ったアジア・エクスプレス!アニメで大好きな回だったのでようやく読めました。シリーズ通してスパイ本人の素顔が描写されることがあまりないぶん、貴重な話かも。舞踏会の夜はロマンチックでよかった。それだけでは終わらないところも含めて。ワルキューレの雪村はこれまでのスパイたちと少し毛色が違うなぁと感じていたら、そういうことか〜かつて日本に彼らがもたらす情報をうまく使うことのできる人がいたならば、世界は大きく変わっていただろうなぁ。過去の歴史として知っている身だからこそ、終わりへ向かう彼らがせつない。
読了日:05月26日 著者:柳 広司
パラダイス・ロストパラダイス・ロスト感想
ケルベロスを筆頭にD機関のスパイたちが「人間らしさ」を覗かせる話が連なるなか、結城中佐の「人ならざる者」のオーラが増した1冊だった。自身の過去さえ作り替え、利用する…別の視点で探ってくる者のために他にも「偽りの過去」が用意されているのかも、なんて。アニメでの改変部分もあり、そこも楽しめた。かつて本当にスパイが存在したかどうか私にはわからないけれど、優秀な者たちがいくら情報をやりとりしたとて、一部の人間のエゴで戦争は始まるし人は死んでいく。良くも悪くも、人間も世界も簡単に変わっていくものだなぁ。
読了日:05月25日 著者:柳 広司
ダブル・ジョーカーダブル・ジョーカー感想
風機関とのやりとりがなんとも痛快である一方、後半の柩やブラックバードでやりきれない気持ちに。気づけばついついD機関に「とらわれて」しまっている自分がいる。人ならざるもののように見えるスパイたちも、同じ人間なのだと改めて感じた。人はあっけなく死んでしまうものなんだな。スパイたちの暗躍も、結城中佐の思惑も、文章が長くなればなるほど複雑さを増しそうで、1話完結でよかったな…これで長編だと途中でリタイアしていたかも…。結城中佐、知れば知るほど化物だ。さすがは「魔王」…彼にできないことなんて「不死」くらいなのかも。
読了日:05月24日 著者:柳 広司
ジョーカー・ゲームジョーカー・ゲーム感想
作者の別の本を以前途中で放り投げてしまってからなかなか手に取る機会がなかったが、ようやく読むことができた。アニメを先に見たのでビジュアルを思い浮かべることができたが、先にこちらを読めていたらまた違った楽しみ方ができただろうなぁ。でもアニメでの改変部分を思い出しつつ読むのもそれはそれで楽しかった。幽霊が2話目だったのか。なにごとにもとらわれない、化け物のような存在であるけれど、結城中佐含めアニメより小説の彼らのほうが「人間らしさ」を感じられて愛おしくなった。アニメももちろん大変良いけどね。
読了日:05月24日 著者:柳 広司
弱虫ペダルSPARE BIKE 6 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダルSPARE BIKE 6 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル SPARE BIKE(5) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル SPARE BIKE(5) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダルSPARE BIKE 4 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダルSPARE BIKE 4 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル(65) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル(65) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル(64) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル(64) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル(63) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル(63) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル(62) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル(62) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル(61) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル(61) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル(60) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル(60) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル(59) (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル(59) (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル 58 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル 58 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル 57 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル 57 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル 56 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル 56 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル 55 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル 55 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル 54 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル 54 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
弱虫ペダル 53 (少年チャンピオン・コミックス)弱虫ペダル 53 (少年チャンピオン・コミックス)
読了日:05月22日 著者:渡辺航
食べてもおいしくありません (2) (ビーボーイコミックスデラックス)食べてもおいしくありません (2) (ビーボーイコミックスデラックス)感想
相変わらず日和のチョロさが心配になるけど、穂高を一瞬でもかわいいと思った時点でもうダメだ!2人の意地の張り合いがかわいかった。当て馬かと思った薬師さん、普通にいい人(鬼?)だったな。すぐツノでちゃうのかわいいし、今後もいっぱい出てほしい。日和のツノぺろがすけべでよかった。万歳。貧ツノ、巨ツノのワードがずっとツボなんだが、詳しい鬼型の話も知りたいなぁ。食べられてる時の恐怖と快感の入り交じった日和の表情が正直たまらん。また2人の関係が進展しそうな予感にわくわくする。続きますように〜!
読了日:05月13日 著者:山田2丁目
新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)新釈 走れメロス 他四篇 (祥伝社文庫 も 10-1)感想
久しぶりの再読。腐れ大学生を書いたらピカイチの森見さんによる腐れ大学生の5篇。表題の走れメロスがもう大好きで、原作以上の疾走感がたまらないしくだらない、そこがいい…!桃色ブリーフしか頭に残らない。それぞれがうっすらと繋がりを持ち、更に他の作品との関連性も見え隠れするのが嬉しいところ。しかし最後の百物語で「森見君」が出てきてしまうと、現実と物語の境目がなんだかよくわからなくなってしまって恐ろしかった。(逆に芽野と芹名はどこまでも芽野と芹名で安心した…笑)京都という街は、なにか独特の空気を持つ場所なんだろう。
読了日:04月21日 著者:森見 登美彦
のっけから失礼しますのっけから失礼します感想
何時如何なるときもしをんさんのエッセイは我々の期待を裏切らない笑いを提供してくれる…久しぶりに腹がよじれるくらい笑った!今も変わらずオタク街道まっしぐらなしをんさんのことが大好きだ。序盤から下ネタが詰め込まれているところも笑 どうしても気持ちが塞ぎ込んでしまう今だからこそ、みんな読んで欲しい。これから先しんどいことがあったとしても、彼女の爆笑エピソードとポジティブシンキングと推しの存在があれば、人生楽しく生きていけるような気がする。いやきっとそう!しをんさんのような大人になりたいなぁ。
読了日:04月19日 著者:三浦 しをん
ぐるぐる♡博物館ぐるぐる♡博物館感想
しをんさんはいつも、私がこれまで開けなかった新しい扉をいとも簡単に開けてくれる。アンテナの張り方と知ることへの好奇心がすさまじい。自らの人生を豊かにする術を知っている人、という印象はずっと変わらず、これからもそうあってほしい。自分の興味の有る無しが博物館にいくと顕著に現れてしまうのが嫌で、なかなか足が向かないのだが、久しぶりに行ってみたいなぁと。紹介されていた中だと、ボタンの博物館にぜひ行きたいのだが、再オープンされたのだろうか…?遠いけど、機会があれば。図録もほしいな〜
読了日:04月18日 著者:三浦 しをん
べらぼうくんべらぼうくん感想
作家の人生を追いかけるのはとても楽しい、しかし一方でちょっとだけ苦しい。万城目さんの社会そして自分自身に対する冷静な分析がおもしろく、本当に頭のいい人なんだなぁと…そら京大やもんな…。私も小説を書いてみたい、自分の作品が世で認められるそんな夢を見るのに、万城目さんがこうなら私にはもっと無理かもしれないと落ち込みもする。そんな1冊だった。「独りよがり」を削ぎ落とす話が強く印象に残っている。他人の楽しみとなるものを書くのが小説家、独りよがりを燃やし尽くし質の違う燃料に。これから先、頭に置いておきたい言葉だ。
読了日:04月18日 著者:万城目 学
青い菊青い菊感想
小説のような読後感がたまらない。私のページをめくる手が速すぎたのかもしれないが、漫画なのに曖昧で「わからない」感覚がとても心地よく、小説だと逆に知りすぎてしまうのかもしれない。この作品が手元にあることが、とても幸せなことだと思える。また時間をおいて、ゆっくりと、1ページずつ大切に読み進めたい。長野まゆみさんとお仕事されるの納得だ…まゆみさん同様、私にとって鳩山さんが憧れの存在であるのだと強く感じた1冊でもありました。ずっとずっと大事にしたい。私もこんな風に作品が作れたらいいのに…まず知識がたりないのかなぁ
読了日:04月15日 著者:鳩山 郁子
コンプレックス・プリズムコンプレックス・プリズム感想
これからこの本を開くたび、強い自分になれそうな気がする。何者かもわからない自分さえ肯定できる気がする。自分はもっとできるはずで、でもできなくて、並々ならぬ情熱を注いでまっすぐ努力することもできず、そんな自分が嫌いで、きっと私も自分のことを「天才」だと思っていたんだろう。でもそれでもいいのかもしれないよね。心がしんどい時、これを読むと泣いてしまう予感がする。タヒさんがそれを求めているかはわからないが、これから私が歩いていく道のどこかで、またこの本が、言葉が私の心を軽くしてくれるだろうと思う。
読了日:04月15日 著者:最果 タヒ
千年後の百人一首千年後の百人一首感想
3つの100と100と100を同時に味わえる贅沢な1冊だった。恋のうたが多い百人一首に触れるたびに、自分に恋愛の経験があればなぁと思ってしまう。もっと違った感情でいられるかもしれないなぁとか。清川あさみさんの作品との出会いも初めてだったのでそれも新鮮だった。大好きな63番はもちろん、式子内親王の89番は清川さんタヒさんあわせてとても素敵。12番、86番も好き。「百人一首という感情」とどちらを先に読むのが正解だったんだろう…そちらはとっくに読了済だけど笑 百人一首を通じてまた新しい世界を知れて、楽しかった。
読了日:04月14日 著者:清川 あさみ,最果 タヒ
恋をするつもりはなかった (eyesコミックス)恋をするつもりはなかった (eyesコミックス)感想
ささいな言葉のやりとりですれ違う2人の気持ちがもどかしい…ッ吉野さんあの美貌と優しさとエロスを持ち合わせておきながらこれまでよく誰のものにもならなかったな?ミステリ〜……狼くん大学生にしては大人っぽくてかっこいいな…吉野さんが狼くんに振り回され、だけど実は…ってとこが美味しいなぁと思いました。すけべな吉野さんかわいくてすき。これからは2人でたくさんえっちしてほしい。お幸せに。絵柄が優しくて、キャラクターの雰囲気にもぴったりでした。他にももっと読みたい。
読了日:04月11日 著者:鈴丸 みんた
俺がお前に何をした (バンブーコミックス 麗人uno!)俺がお前に何をした (バンブーコミックス 麗人uno!)感想
表題作に惹かれて購入。でも最後の倉石と岸の2人がいちばん好きだったな。どのカップルもかわいいけど、2話ずつなので物足りなさを感じる。なんならそれぞれで1冊ずつ単行本あってもいいくらいよ…もっと読みたい……。岸くんかわい〜のにオトコマエでめっちゃ好きだな、いじらしいな。恋人がずば抜けて美形な奴とずっと一緒にいるとそりゃ色々考えちゃうよね。でもそこでちゃんと話し合える2人が好きだよ。倉石もわんわんしててかわいいし。高校生組の甘酸っぱさがよかった。
読了日:04月11日 著者:鈴丸 みんた
石橋防衛隊(個人) (Canna Comics)石橋防衛隊(個人) (Canna Comics)感想
作者の別の作品のあらすじがシリアス寄りだったのでこれもそうかと思っていたら、全くそんなことはなかった…ノリと勢いで話が進んでいく笑 あれだけ石橋のことしか考えてない国分寺と何年も一緒にいて、長いことよく気がつかなかったな…でもあれだけ自衛官として「できる男」と一緒にいて、さほど卑屈にもならず爽やかな石橋くほんとまっすぐでいい子だなぁ…!先輩カップルが気になってたまらない。2人の愛の巣が完成すれば、えっちなことできる日もそう遠くない…がんばれ国分寺〜!
読了日:04月11日 著者:ウノハナ
ラブネスト(下) (ディアプラス・コミックス)ラブネスト(下) (ディアプラス・コミックス)感想
旭をオトすと決めた匡人のグイグイ具合がたまらん〜かわいい〜〜でも肝心なところで1歩引いてしまうところも切なくて、失恋を10年間拗らせてただけあるな…。優しすぎる旭の色んな思いもまとめて守る、匡人の覚悟がグッときたしそりゃ旭も好きになっちゃうよ。これからは2人で、新しい幸せを作っていけるといいね。「誰かの幸せを思ってすることが全て正しいとは限らない」きっと恒生に限った話じゃなくて、私たちももっと考えなくてはならないことだと思うんだよなぁ。この作者さん、えっちなシーンはとことんえっちでかわいくてとってもすき。
読了日:04月04日 著者:南月 ゆう
ラブネスト(上) (ディアプラス・コミックス)ラブネスト(上) (ディアプラス・コミックス)感想
広告を見かけた時から「好き」を確信し、案の定どストライクでした。前作で当て馬だった匡人くんの番がやってきた…!めんどくさい恋愛拗らせ系受けちゃんが大好きなのでとにかく匡人がいじらしくてかわいくてたまらない。大人どうし、話し合うべきところは話をする2人が良い。でも大人だからこそ、その時の感情と勢いにまかせて突き進むこともしない、できないのがなんとも切ない。匡人からのお願いで叶った情事でも、自分の背に腕を回すように促す旭がかっこよくて、優しくて、大好き……。旭、誠実すぎるくらい誠実な男だよ、ずるいなぁ。
読了日:04月04日 著者:南月 ゆう
チェンジワールド(下) (ディアプラス・コミックス)チェンジワールド(下) (ディアプラス・コミックス)感想
要祐…やりおる…最初にあれこれ吹っかけてきたのは匡人だけど、切ない顔をみてるとたまらなくなっちゃうんだよ、この後旭に出会うのかと思うと泣きたくなるなぁ。郁央が天然タラシなのほんっとずるいよな!年を重ねるにつれて要祐の表情が豊かになってるのが素敵だし、どんどんすけべな子になっていく。かわいいね。匡人にキャンキャンしてるのもすき。ずっと一緒にいるために、男どうしじゃ紙きれでどうにかなるものでもなくて、でも性別関係なく紙きれだけじゃ長続きしないよね。いい関係に落ち着いてよかった。
読了日:04月04日 著者:南月 ゆう
チェンジワールド(上) (ディアプラス・コミックス)チェンジワールド(上) (ディアプラス・コミックス)感想
キザな台詞もえっちなお誘いもスマートな郁央すごいな、お前どれだけの女を落としてきたんだ…けっこうおじさん臭い台詞が混ざるのも嫌いじゃないよ。でもそうなにもかもスマートにいけないのが恋愛なんだろうなぁ。ドロドロの独占欲に塗れた郁央のほうが人間らしくて私は好きだ。匡人クンってばも〜ラブネストが大好きだし過去を思うと切なくもなるけど、当て馬としてのお仕事はあるからね…。郁央も要祐も2人して初恋みたいなものなのに、大人になってしまったからこそぶつかる壁もある。幸せ掴み取ってくれよ〜!髪切った奈々ちゃんかわいかった
読了日:04月04日 著者:南月 ゆう
サヨナラゲーム (ディアプラス・コミックス)サヨナラゲーム (ディアプラス・コミックス)感想
スピンオフに惹かれて、ひとまず先にこちらだろうと購入しました。郁央の爽やかリーマンの仮面の下に隠れるチャラさがいいな〜ッ!わりと無神経なこと言うところとか、実際に近くにいたらたぶん苦手なタイプなんだけど…でもこういうお兄ちゃんほしかったな。要祐の淡白そうに見えるのに、郁央のテンションに呑まれてかなりすけべな感じになってるのがとてもかわいくて好きです。体育会系カップルだな…。妹さんと松くんも、うまくいくといいな〜
読了日:04月04日 著者:南月 ゆう
「好き」の因数分解「好き」の因数分解感想
タヒさんの「好き」を追いかけたら彼女のことがわかるような気がしていたし、自分の「好き」を問い続けたら自分の存在がわかると思っていた。実際そんなことはなく、わからなくてもいいものだとも思えた。一方でタヒさんの使う関西の言葉がとても愛おしく、ちょっとは彼女のことをわかった気になれてとても楽しかった。勝手に同年代だと思っていたらどうも年上らしいし。マックグリドルの話がとても好きで、やっぱり好きなものを熱く語る人の姿とエネルギーがだいすきだし、とってもかわいい。
読了日:03月21日 著者:最果 タヒ
百人一首という感情百人一首という感情感想
誰かの言葉を介して、百人一首に触れるのが好きだ。タヒさんの言葉に対する真摯な姿勢になんども泣きそうになってしまう。彼女から紡がれる言葉はどれもまっすぐで、透明で、薄いガラスを隔てた向こうにあるみたいだ。読む本によって歌の解釈やコメントも違うけれど、大好きな63番はどれを読んでもそう変わりなく、そこがまた愛おしくてたまらなかった。古典にさほど詳しくもなく、ちゃんと勉強したわけでもなく、でもなんとなくずっと百人一首が好きで、それでもいいかな。タヒさんの語る百人一首を知ることができて私はとても幸せだ。
読了日:03月21日 著者:最果 タヒ
マザーズ スピリット2 (CHARA コミックス)マザーズ スピリット2 (CHARA コミックス)感想
ルターへの帰郷編。強くてたくましいカルタカもまだまだ若く、一方でルターの村ではかわいらしく見える稜一郎さんは年上の大人の男なんだなぁと改めて実感。冷静に物事を見つめ、でも時に感情のままにカルタカにぶつかっていく稜一郎さん…かっこいいな…。日本と全く違う環境で、それでも愛する人と共にある勇気を持てるところも。アナちゃんにまでちっちゃくて小鳥みたいでかわいい!と言われるところも好き。結婚式も済ませ、たぶんここで一区切りなんでしょう。またどこかで2人の未来を覗けたら嬉しいです。
読了日:03月21日 著者:エンゾウ
彼のいる生活 (ビボピーコミックス)彼のいる生活 (ビボピーコミックス)感想
攻めが奥手すぎることもなく、受けが好意や自分の気持ちに鈍すぎることもなくでイライラせず読み進めることができました。夏川くん、勝手に天然ちゃんなのかと思ってた…笑 やるときはやる男らしさ全開の夏川くん大好きです!一途すぎる一仁も良い…好きになってくれた自分を疑うのは相手にも失礼、かぁ…妹ちゃんかっこいいなぁ。自分のことを卑下しすぎない自分でいたいな。このくらい甘酸っぱい王道も時には必要だ〜ずっと仲良しでいてほしい。
読了日:03月21日 著者:宮田 トヲル
オールドファッションカップケーキ (H&C Comics ihr HertZシリーズ)オールドファッションカップケーキ (H&C Comics ihr HertZシリーズ)感想
独特のコマ割り、セリフ回し、甘いパンケーキ、スムージー野末さんと外川の間に流れる時間を構成するすべてが愛おしくてならない。私が39歳になったとき、変わりゆくものが怖いと感じるだろうか。もしそうならば、隣に誰か居てくれるだろうか。まだまだ外川にも及ばない、世間で言う「若者」の私だけれど、30になっても40になっても世間のきらきらしたものが好きでいたい。すでに気後れしてしまうこともあるけれど、隣に立ってくれる人がいれば、きっとどうにでもなる気がしている。羨ましいな、と思ってしまう、そんな1冊だった。
読了日:03月21日 著者:佐岸 左岸
真夜中のオルフェ (ビーボーイコミックスデラックス)真夜中のオルフェ (ビーボーイコミックスデラックス)感想
表紙に一目惚れし、ずっと読んでみたかったもの。耽美な装幀、タイトルに対し内容はよくある…といった感じでちょっと拍子抜け。えっちなシーン含めロマンチックなセリフ回しも多く、そこは表紙の雰囲気とマッチしているなという印象。和深くんの前では赤子のようになる藤峰さんがとってもかわいい。藤峰さんが部屋を出られてハッピーエンド、で終わらず藤峰パパの苦しみに私も触れることができてよかった。
読了日:03月21日 著者:ビリー・バリバリー
恋だ愛だはさておいて (フルールコミックス)恋だ愛だはさておいて (フルールコミックス)感想
セフレから始まる、というよくある(よくある?)展開なのにとびきりドラマチックにも悲観的にもならず、穏やかな日常の延長線上のような空気感が良い。飄々としている藤くんの些細な表情の変化がたまらなく良い、かわいい〜ッ!藤くんを適当にあしらっているようで、そうなりきれない太一くんも好きだ。根が優しいんだろな…。なんかこう、体からの関係でむしろよかったのではとさえ思う2人。単話で続編も出ているので、今後は2人の恋だ愛だを追いかけられるといいなぁ。楽しみにしてます。
読了日:03月01日 著者:アマミヤ
ブルー!ブルー!ブルー! (フルールコミックス)ブルー!ブルー!ブルー! (フルールコミックス)感想
装幀も絵柄もキャラクターも全部好き。何度読んでもきゅんとする。自信があるのかないのか、グイグイくる滝谷くんに戸惑う本条さんがかわいくてたまらない。即行動に移せる滝谷くん本当にかっこいいな…それでいて子どもっぽさもあってかわいいからずるい。本条さんの清く優しそうな見た目でゴツいバイクを乗り回す喫煙者なところも好き。2人してギャップ萌えの塊じゃん…。ゆっくり恋が進んでいくのがまた良いが、ひっついたその後ももっと読みたい。強欲なので。出会えて良かったと思える、本当に大好きな1冊です。
読了日:03月01日 著者:アマミヤ
食べてもおいしくありません (ビーボーイコミックスデラックス)食べてもおいしくありません (ビーボーイコミックスデラックス)感想
勇者と魔王、悪の組織に続いて今回は鬼×人間…定番にみえて案外この手の作品少ないよなぁ。Twitterで見かけて読んでみたかったもの。今作も受けがチョロくてかわいい、それでいいのか日和…!チラッと出たお兄様もかわいくて狙われそうだ…。穂高の無茶苦茶っぷりに「はよ好きって言えー!!! 」と腹が立つこともありましたが、そうポンポン言われるとまたそれはちょっと…2人が幸せならそれでいいです。もう時期続編も出るそうなので楽しみにしてます。
読了日:02月16日 著者:山田2丁目
木々は春 (eyesコミックス)木々は春 (eyesコミックス)感想
大切な人との別れも、過去のトラウマも、忘れたくても忘れられないものがあって、一方で忘れたくないのに忘れてしまうものがある。でもきっと人間はそういうふうにできているから、私たちは生きていくことができるのだと思う。由木くんも木庭先生も、どちらも優しすぎるんだ。大人な木庭先生と、先生の瞳にまっすぐ切り込んでくる由木くんの若さがまたいいなぁ。みんなみんな幸せであれ。
読了日:02月16日 著者:中陸 なか

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